コスプレ系のイベントの実態(所感)

今回は何を書こうかなーと思い、考えながらアニメを見ていたら、そっちに集中してしまいEDを見ながらハッと気づいて書き始めた今日この頃。今期は「エロマンガ先生」「正解するカド」「サクラクエスト」「月がきれい」がオススメです!続きモノでいうと「弱虫ペダル(3期)」「進撃の巨人(2期)」「夏目友人帳(6期)」「僕のヒーローアカデミア(2期)」がオススメです!

 

 

そんなこんなで今回は、最近市場調査も兼ねて様々なコスプレ系のイベントに参加し、その中身のコンテンツやそこに参加されている方々を観察する機会が多くなったのですが、その中で感じたことでも書こうと思います。

 

 

僕が思うに、近年のコスプレ系のイベントは二分化されており、昔ながらの「撮影をして楽しむ系」と近年増加している「コスプレをする空間を楽しむ系」で表せると思っています。

 

 

 

撮影をして楽しむ系イベント

その名の通り、衣装やロケーションや写り見栄えにこだわりを持ち、写真や動画に収まった自身をどれだけ原作に忠実に再現できているか、またはどれだけ現実世界からかけ離れている自分として認識してもらえるかに重きを置く方々です。

 

 

少数で撮影をして楽しむ傾向があり、場所はコスプレ撮影可能な外、自宅、スタジオ、近年ではラブホテルでの撮影なんかもあります。被写体となる人は10~30代前半の独身の女性が大多数で、カメラマンは20~50代まで幅広い男性の方々が多い傾向にあります。

 

 

コスプレをする女性がカメラマンの男性に写真撮影の同伴をお願いすることが多く、あくまでもコスプレイヤーとそれを撮影するカメラマンの関係値で動いているらしいですが、それ以外の何かを求めているカメラマンも中にはいるんだろうなと感じざるを得ない現場を見ることもちらほら。

全てのカメラマンがそうであるわけではありません

 

 

コスプレした自分を撮ってほしいと思うコスプレイヤーと人を撮影したいと思うカメラマンの需要と供給が成り立っているイベントだと思います。

 

 

ただ面白いことに、他のコスプレイヤー達との交流はほぼ皆無で、各々が自分の空間に入り込んでる感じがし、同じロケーションに複数のコスプレイヤーやカメラマンがいたとしても、お互い不干渉を貫いているという興味深い傾向もあります。

 

 

 

コスプレをする空間を楽しむ系イベント

これは近年増えてきている、コスプレではなく、普段とは違う衣装を着てみんなで非日常を楽しむ、いわゆるお祭レイヤーさんが楽しめる系のイベントのことを指します。より詳しく分類すると異なるかもしれませんが、近年のハロウィン時に登場する仮装する人々を連想してもらえればしっくり来るかと思います。

 

 

彼らはコスプレをして撮影を楽しむのではなく、みんなで一貫性のあるコスプレをしてその空間や交流を楽しんでおり、積極的に同じ空間にいる人々と絡む傾向があります。

 

 

大きなイベントにお祭り感覚でコスプレで参加し、写真や動画の撮影は自分自身でやることが多く、衣装のクオリティよりも機動性を重視する傾向があります。

 

 

ハマり方は人それぞれですが、参加障壁が低く、楽しみ方にもそれほど制限がないので、これをキッカケに撮影をして楽しむ方に行く人々もいます。

 

 

 

ざっくりいうとこんな感じですが、楽しみ方がまだ「コスプレしてその場所に行く」「撮影をして楽しむ」の2つぐらいしかないこの文化。そろそろコレだけのイベントも飽和状態になりつつあり、以外の何か楽しめるエンターテイメント性の高いコンテンツがコスプレの文化には必要だと感じている今日この頃。

 

 

ユーザー体験や経験に重きを置いたコンテンツ提供ができるように、僕も色々と試行錯誤していこうと思います。