サクラクエストのインバウンド事業が面白い件について

近年、盛んになってきているインバウンド産業。日本に観光で訪れる外国人の総数が2016年には2400万人を超えたと発表され、2020年までには3000万人を超えるんじゃないかと言われております。

 

数々の企業がこの機会に様々なサービスを提案し、市場全体が活気づいています。我々としても、日本のマンガやアニメやゲームといったコンテンツでイベントや体験企画をしていこうと日々奮闘中なこの頃。

 

そんな環境があってか・・・かどうかは分かりませんが、今放送されているアニメ「サクラクエスト」がこれらのトレンドを題材にした内容でストーリーが展開されており、近年のインバウンド事情を意識しながらこのアニメを見ると、また違った面白さもある作品になっております。

 

そもそも「サクラクエスト」って何ぞや?!という方に向けて、以下、Wikipediaからの引用にてざっくり説明します。

 

 

f:id:chackkey:20170722125616j:plain

 

サクラクエスト』(SAKURA QUEST)は、P.A.WORKS制作の日本のテレビアニメ。田舎町の観光大使に就任したヒロイン達を中心に、廃れた“ミニ独立国”を再興するために奮闘する物語である。『花咲くいろは』『SHIROBAKO』に続く、P.A.WORKSの「お仕事シリーズ第3弾」。監督は増井壮一、シリーズ構成を横谷昌宏、キャラクター原案をBUNBUN、キャラクターデザインを関口可奈味が担当する。2016年12月7日に制作が公表され、2017年4月より放送されている。

 

 

本当にざっくりしてましたw

文中にあった「花咲くいろは」と「SHIROBAKO」もかなり人気の高い作品なので、興味のある方はぜひ見てみてください!

 

もう少し説明を付け足すと、都会から来た女の子がひょんなきっかけでド田舎の町興しを手伝うというお話です。町の特産物販売、ゆるキャラ制作、風流イベント、料理博、婚活イベント、有名アーティストを誘致したライブイベント、民泊施策、などなど。町興し鉄板施策を何度も繰り返し、前途多難な環境ながらも少しずつ前に進んでいく物語展開は見ていて面白い上に色々考えさせられます。

 

町の住人は都会から来たよそ者の意見を取り入れようとしない、高齢者が多く新しい事に対する警戒心が強い、一過性の町興しでは継続性が見込めない、今までとは違うやり方をしなければ衰退の一途を辿ってしまう、と言った何ともベンチャー心を擽るようなシーンや発言が多いアニメです。

 

海外から来た観光客に向けて、新たな対策を行うシーンはまさに今の日本のインバウンド産業を(部分的にですが)表現にしており、トレンドを取り入れているアニメだなぁと思って見ています。

 

このブログを書いている段階で「サクラクエスト」はまだ放映途中なので、最終的にどのような結末になるかは分かりませんが、これからの展開に期待ですね!