何も成し遂げられなかった20代
めちゃくちゃ久しぶりなブログ更新です。もはや更新と言って良いの変わらないくらい間が空きましたがw
2019年11月16日で30歳になったので、せっかくなので脳みそ整理(というか簡単な20代振り返り)の意味を込めて文章にでも残しておこうかなと思いました。
※タイトルがネガティブっぽく書いていますが、当の本人はめちゃくちゃポジティブかつ元気ですw
ひとまず無事に健康で30代を迎えられたことにこれまでに関わってくれた全ての人々に感謝するとともに、「あぁついに30代突入かぁ」という得体のしれない焦りが押し寄せて来た感覚があります。
気持ちはまだぴっちぴちの大学生のつもり(という表現が既におっさん化)ではありますが、食事・健康・睡眠というワードに特に敏感になっているので、きっとそういうことなんだろうなと思っています。
・・・というわけで、ざっくりですがどこに何の需要があるかわかりませんが、20歳から今まで何してたかなぁというのを振り返りたいと思います。
【20~24歳：敷かれたレールの上を言われた通りに歩んできた典型的社会の歯車コースまっしぐらな大学(院)生】
「関西圏で国立でデザインが学べて家から通える所ならどこでも良い」。そんな気持ちで和歌山大学を受験し、別に苦労することもなく入学し、特に目標もなく、言われた課題はそれとなくこなし、適度に部活をし、適度にバイトをし、適度に遊ぶ、そんな毎日でした。
大学院も院試免除でイケるとのことだったので、「おっ！遊べる年月2年増えるじゃ〜んラッキー！」ぐらいの感覚で大学院にも進学しましたが、目標も無い学生が大学院にいっても身になることは特になく、ただただ惰性で過ごした感があり、今思えばなかなか不毛な6年間を過ごしたなぁと感じています。
もちろん、デザインの基礎を学べたり様々な研究に携われたり、論文執筆や学術発表ができたりして貴重な経験になった部分もありましたが、もっとちゃんとした目標を持って大学に入っていれば、より有意義な学生生活ができたんだろうなという後悔のほうが多いのも事実です。
【25歳：新卒入社→4ヶ月退社→放浪→生きるためにイベント団体立ち上げ】
大きく自分のマインドが変化した年。正確には23歳ぐらいからちょっとずつ自分の中で「ただ無難にどこかで就職して無難に生きるよりも自分のやりたいことで生きていく人生にしたい」と思い始め、紹介いただいていた企業を含め全ての内定を蹴り、当時ベンチャーだった企業に入社。
ゴリッゴリのベンチャーマインドのある会社で、血気盛んな人々も多く、"競争"という二文字がしっくり来るような新人研修を終え、妙な自己納得をし、4ヶ月で退職。自身で起業を決意。
とはいえ勢い余って退職してしまったため、貯金を食いつぶし「何して起業しようか？」ぐらいの気持ちで2ヶ月間放浪。とりあえず無料でそこら辺の知識を得られるとのことで大阪産業創造館に入り浸りました。
そこで知り合った人を通じて今の僕の右腕になってくれている、見た目詐欺師チンピラみたいなやつに出会います。幼い頃に親に捨てられ、自身で学費を稼ぎ、友達の家を転々としながら生き延びてきたような、ホームレス中学生が可愛く見えるような生き方をしてきており、僕とはまるで正反対のやつです。出会ったときの第一印象としては「絶対こいつとは関わらないでおこう」でした。
そんな彼からまさかのお誘いで喋る機会があり、生まれや育ちは正反対ですが、考え方ややりたいことがまさかの一致。何よりお互い強烈なオタクでした。
そんなこんなでお互い将来は、「我々みたいなオタクが楽しめるコミュニティを作ろう！我々みたいなオタクが楽しめるコンテンツを作ってくれているクリエイターが活躍しやすくなる環境を作ろう！」という理念(当時はもっと拙い理念だった気がします)のもと、とりあえず生きるための金稼ぎとして、そして将来的にはエンドユーザーになってくれるであろうオタクな人々のリスト集めも兼ねてイベント団体neotakuを立ち上げました。
【26歳：東京に会社を建てて一旦色々失う】
当時は1ヶ月にイベントを10~15回ぐらいやっており、とりあえず数をこなして利益を生んで認知度を広めることに躍起になっていた今日この頃。とあるご縁で東京で共同創業という形で会社を設立。この時の僕「ついに起業か〜！ワクワクするなぁ〜！かっこいいなぁ〜！」ぐらいで考えており、特に深く考えずにイベント団体を大阪のメンバーに任せ、東京に。
共同創業あるあるのトラブルまみれで約6ヶ月ほどで帰阪。いい勉強になったと思い、再起するも、大阪のイベント団体も一旦ボロボロ状態に。自分の無力さとマネジメントの難しさを痛感。
【27歳：土台を固め大阪で起業】
とにかく日々生きるための金稼ぎをベースにイベント立て直し+ご縁があってアニソンバーの運営を行います。イベントとバーのシナジーが良く、ようやく生きるのに必要な資金が出来てきて、余裕をもって再度ビジネスプランを考える事ができるようになりました。
様々なご縁が重なり、ふと思い立って久々に出場したビジコンで色々と賞金をもらい、それを資本に大阪で株式会社オタクラウドを設立。東京で会社を建てる前に、いつか自分の会社を立てるなら「otaku+crowd(群衆)=otacrowd(オタ群衆(造語))」にしたいという気持ちそのままで命名しました(もともとオタク特化型クラウドファンディングのサービスを構築しようとしていましたが、色々あってピボット)。
心機一転、これまでやっていたイベントも含め、大阪で法人として再スタートをきりました。
【28歳：市場のニーズに合わせる難しさを痛感】
この時はまだまだ視野が狭く、「自分の考えたサービスやプロダクトが最高！売れないわけがない！」みたいな盲目的な考えがどこかで先行しており、思ったように事業が黒字化しなかった時期が長く続きました。
目減りしていく通帳残高。それでも大丈夫と背中を押してくれるメンバーたち。それに応えられていないような劣等感で押しつぶされそうな自身。っていうような感覚(環境?)が入り混じって少し混乱気味だったのかもしれません。
問題解決型のサービスと言うよりもアイデア先行型で突っ走っていた部分が大きく、上手くユーザの声や意見を取り入れられていなかったんだなと思います。最近の言葉でいうとPMF(プロフィットマーケットフィット)があまり出来ていなかったんだなと思います。
【29歳：市場ニーズ最優先+海外進出を視野に入れて行動】
自分本位ではなくユーザファーストな取り組みをしようと強く心に誓い、各種サービスを改善。周りの方々から様々な協力をいただき、海外進出のきっかけもでてきました。
決して全てが順調よくいっているわけではありませんが、それでも真っ暗闇ではなく、小さな光を手繰り寄せて、25歳の時から心に刻んでいる「我々みたいなオタクが楽しめるコミュニティを作ろう！我々みたいなオタクが楽しめるコンテンツを作ってくれているクリエイターが活躍しやすくなる環境を作ろう！」という理念に少しづつですが進めている気がします。
・・・
めちゃくちゃざっくりですが、振り返ってみました。
何も考えていなかった学生時代よりはちょっとは何か変化しているのかな？と感じたりすることはありますが、個人的な尺度でいうとまだまだ何も成し遂げられなかった20代だなと思っています。
とはいえ、それは別にネガティブに捉えているわけではなく、もっというと永遠に"何も成し遂げられなかった"という感覚で常に前を向いて突っ走りたいと思っています。完遂！達成！終わり！みたいな感覚に陥った瞬間に自身が退化してしまうのではないかという恐怖があるので、自身に程よい負荷をかけ続けたいと思っています。
めちゃくちゃ当たり前で「そんなのも分からずに経営とかしてたん?草通り越して草原超えて大森林なんだけどw」とか言われても仕方ないかもしれませんが、20代では下記の5項目を強烈な経験とともに身にしみて大切だということを痛感できたので良しとします。
心身ともに健全であること
新しいことに貪欲に挑戦すること
顧客ファーストなサービス提供を心掛けること
(新規サービスは)万人に好まれるよりも最初の10人を強烈なファンにすること
常に周りの関わってくれている人全てに感謝すること
というわけで、経験値だけはしっかりと蓄えて30代の自分にバトンタッチは出来たと思っているので、一緒に試行錯誤してくれる大切な仲間と共にこれからも突っ走ります。オタクの力、見せてやります。
【余談】
ここまで読んでくれている人がどれくらいいるのか分からないですが、ここ最近超後発でYoutuberはじめました。ほぼ間違いなくオリエンタルラジオの中田敦彦さんの影響でｗ
巧みな話術はもちろんのこと、学ぶことの楽しさ、それを興味のない人にまで届けて興味をもたせる技術が凄いと思い、僕もそこから色々学ぼうと思い始めました。
軸はやっぱりオタク系。できるだけ濃ゆい話というよりも様々な分野の人々が興味を持ってくれるコンテンツ作りをしていきたいと思っておりますので、ぜひチャンネル登録を宜しくお願い致します笑
【ちゃっきーチャンネル(※Youtubeのページに飛びます)】
